球拾いはするべきか

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学生時代にスポーツをやっていた
ことがある人は皆、この文化に
一度は触れたことがあると思う。

『球拾い』の文化だ。

下級生はボール蹴れないよ〜
ボール打てないよ〜

というもの。

私は10年前ある高校に行きたかったけど
その高校の新入生(1年生)は必ず『球拾い』を
最初の3ヶ月間しなければいけないということを
聞いてその高校に行くのをやめた。

いくら球拾いしたところで
サッカーが上手くならないのを
知っていたから。

と、言いたかったけど
実はその高校に行って
気が狂う日ほどに
球拾いをしていた。笑

白いダサいシャツに
マッキーで大きく太く
何重にも「石川」と名前を書いて
何時間も何時間も来る日も来る日も
球拾いをしていた。

当時は、

「みんなやっているし」
「そういう高校だし」
「先輩が偉いし先生も偉いし」
「この行為が自分を成長させる」

と言い聞かせてやっていた。

でも結果、
『球拾い』と言う行為が
私をブラジルプロサッカー選手に
近づけてくれたかというと1ミリも
近づけてくれなかった。

人生最大の
「無駄な時間」だった
と言わざるを得ない。

そして上からされたことを
下にもしてしまいボール拾いを
後輩にもさせてしまっていた。

『そういうもんだからね』

という理由で。

でもやはり後輩にとっても
無駄な時間でそんなのやらせなければ
よかったと心から後悔している。

で、昨日久しぶりに会った友達の話を聞いていて
そういうのって大人になってもあるんだな
って思った。

一流のスピーカーになりたいのに

お茶汲みひたすら、
荷物持ちひたすら、
コピー(印刷)をひたすら、

一流のシェフになりたいのに

お茶汲みひたすら、
皿洗いひたすら、
下ごしらえひたすら、

一流のプロモーターになりたいのに

お茶汲みひたすら、
荷物持ちひたすら、
コピー(印刷)をひたすら、

みたいなことだ。

一人前の板前になりたいのに
皿洗いだけやって、殴られる
だけ殴られて、、、
果たして本当にうまい
寿司を握れるようになるのか?

一流のスピーカーになりたいのに
お茶汲みひたすら、
荷物持ちひたすら、
コピー(印刷)をひたすらやって
本当に一流のスピーカーになれるのか?

球拾いばっかりやっていつか
クリスティーナロナウドに
なれるのか?

そういう無駄な過去のしきたりとか
不必要な常識とかやるのが最高に
無駄だ。

クリスティーナロナウドになりたいなら
一所懸命声出して球拾いするのはやめて
誰よりもボールを蹴った方がいい。

時間は有限だ。

明確な目標があるのに
今会社の中でいわゆる
『球拾い』をしている人は
今すぐやめた方がいい。

過去のしきたり?
無駄な常識?

成功している人は
皆どこかのタイミングで
『球拾い』をやめた人たちだ。
 
「みんなやっているし」
「そういう会社だし」
「上司が偉いし社長は偉いし」
「その行為が自分を成長させるかもしれないし」
「そういう社会だし」

そんなことを言う人はどこにでもいるんだけど
そんなのいいからとりあえず誰よりも
挑戦して誰よりも失敗して誰よりも
成長したらいい。

そしたらあなたが望んでいる
最高の生き方が待っている。

時間は有限だから。

あなたの中での『球拾い』は何か?
それをやめたら全く違う未来が待っている。

石川勇太

 
 
 
 
 

 

  

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